電子工作入門キット KitPochette (キットポシェット)

以前XSHELLで主催した勉強会にて使用したESRテスターキットKitPochette(キットポシェット)の関連データをパブリックドメイン(CC0)として公開致しました。材料を揃えれば誰でも作成することができます。 KitPochetteの作成に必要なもの・組み立て方・使い方についてまとめました。

必要なもの

レーザー加工機で切り出したボード2種類

XSHELLが公開するレーザー加工用のパスデータ(svgデータ)をダウンロードして、レーザー加工機でキットのボディを切り出すことが出来ます。 こちらからダウンロード出来ます。 ボードは各1枚(*厚み2.5㎜のMDF推奨)

ESRテスター

ESRテスターは元々透過直列抵抗 (ESR) を測る装置ですが、ここで紹介しているものは、さらに様々な半導体素子を自動判別して各種パラメータを表示できるなど多機能化されているもの(Digital ESR Meter Mega328 M328 MOS / PNP / NPN Transistor Tester LCR-T4 esr TESTER METER Electric Meter With Battery Case)です。Digital ESR MeterはAliexpressなどから購入できます。(動作には9V電池を1個使用します)

ネジ・ナット・スペーサー

ネジなどの細かいパーツは下にまとめました。ホームセンターなどで買い揃えることが出来ます。
  • M3のネジ長さ20㎜…4本
  • M3のネジ長さ10㎜…4本
  • M3のナット…8個
  • M2のネジ長さ6㎜…3本
  • M2のナット…3個
  • M3用スペーサー長さ10㎜…4本
  • M3用スペーサー長さ5㎜…4本

ブレッドボード

秋月電子など電子部品を取り扱う店舗で購入できます。

組み立て方

必要なものの一覧がこちらになります。 ESRテスターの取り付け。 はじめにM3長さ10㎜を4本手に取り、取手の付いたボードにネジを通します。 ボードを表に向け、高さ5㎜のスペーサを通します。 スペーサーを通したら上からESRテスターを基板の穴に合わせて通します。最後に4点にナットを締めましょう。 _DSC2932続いて電池ボックスを取り付けます。M2長さ6㎜のネジを3本取り出します。電池ボックスの表面から通し、裏側からナットを締めます。   ブレッドボードの取り付け ESRテスターの取り付けが出来たら、ブレッドボードを付けましょう。ブレッドボードの剥離紙を剥がします。 粘着面を印に沿って貼り付けましょう。(印はESRテスター取り付け位置の右側にあります。) 赤い線が上になるように貼り付けましょう。 正面のボードの取り付け 最後に正面のボードを取り付けます。M3長さ20㎜のネジを4本取り出し、四隅の穴に通します。 ESRテスターを取り付けたときと同じ手順で、高さ10㎜のスペーサーを通します。 続けて正面のボードを取り、対応する四隅の穴に通します。 最後にナットを閉めれば完成です。

KitPochetteの使い方

9V電池を取り付け、ボタンを押せば起動します。ICソケットに電子部品を差し込みレバーを下げ、再びボタンを押すと部品を測定することが出来ます。ESRテスターで測定できる部品であればここで調べ、となりのブレッドボードに回路を組んでいくことが出来ます。 LEDの測定結果は写真の通りです。 ICソケットは以下のように測定されています。
[FRONT]
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1 1 1 1 1 1 1

KitPochetteのご利用ついて

KitPochetteの関連データはパブリックドメイン(CC0)です。自由にご利用ください。]]>

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