


どうも、こんにちは。T・K生です。
今回は前回に引き続き、NESDRを使用してADS-Bで航空機の位置情報を移動受信した結果をお伝えします。
RTL-1090 Ver3のスコープ付きをタブレッドPC単体で受信してとりあえず動かす
無料で使えてWindows10で動くADS-B受信用ソフトにRTL-1090というソフトウェアがあります。
RTL-1090のver3は簡易スコープ機能に対応していますのでNESDRのようなSDRラジオをUSB端子に接続して動かせば、オフラインでもとりあえず飛行機の位置がチェックできます。
WiーFiやインターネット環境がつながらない山の頂上で飛行機の位置情報をプロットして軽く楽しみたい場合にRTL-1090 Ver3は使えます。
RTL-1090 scopeをダウンロードはこちら(外部リンク)
SDRラジオでADS-Bの受信をとりあえずしてみたいと考えた場合の動作チェック用に単体で使用できるので今回、活用してみました。
NESDR SmartなどのSDRラジオをUSB端子に接続して認識するとRTL2838UHIDIRの英語メッセージが出て、アンテナを接続していると半角英数文字でデータが流れていきます。
半角英数文字ですがSDRラジオが航空機のADS-Bの信号を受信していることの証明です。
RTL1090のスイッチの調整です。UDPを活用して罰のソフトウェアにもデータをネットワーク経由で送信できます。
今回は野外でオフラインなので単体で動作させています。
NESDR Smartで受信した航空機のリストです。航空機のコールサインや飛んでいる高さなどが自動で作成されます。
RTL1090のSCOPE機能です。簡易世界地図がついていてSDRラジオで受信した飛行機の位置を簡易グラフィックで表示できます。
デフォルト状態ではUTCの基準になっているイギリスが出ます。地図の中心の小さな白い点をクリックすると現在の位置に移動できます。
簡易ロッドアンテナを短くした状態で移動受信でRTL1090のスコープ機能を動作させました。
航空機が3機ほど、飛行しているのが分かります。オフラインでもかなり飛行機が飛んでいることが把握できるのはありがたいですね。
しばらく受信していると飛行機の数が6機ほど確認できました。
受信数が増えています。ある程度、高い山に登ってアンテナのマッチングがずれていてもそこそこ飛行機が飛んでいる位置情報がレーダーのように楽しめ、航空管制官になったような気持ちになります。
NESDRの性能が良く、TCXOの水晶発振器が安定していますので周波数変動にも強く、1090MHzの信号の受信も納得が行く結果になりました。
NESDRはADS-Bの簡易移動受信で場所が良ければそこそこ活用できることが判明
今回、NESDR SmartでADS-Bという航空無線の位置情報を簡単なロッドアンテナで受信できるか?の受信実験をしてみました。
実験結果はそこそこ成功といえる結果になりました。
高い山の山頂などの電波が良く届く場所に移動して受信すれば簡易ロッドアンテナでもしっかりADS-BなどのSHF帯の航空無線なども受信できることが分かりました。
家の中や鉄筋アパートやマンションの内部では電波が遮られ、ロッドアンテナ単体だけでは受信が難しいのですが、野外で電波がよく届く山に移動すればロッドアンテナでもADS-Bの信号がそれなりに受信できることが判明しました。
次はADS-B向けのアンテナの試作実験やスマホ向けのADS-Bのソフトウェアの実験も考えています。




