


どうも、こんにちは。T・K生です。
今回はNESDR Smartを用い、ADS-Bという航空機の位置情報を簡易受信してみました。
Windows10が入ったタブレッドPC上でRTL1090というフリーソフトを動かす
とりあえずADS-Bという航空機の位置情報を示すソフトウェアでオフラインで動作し、動作確認用に使えるソフトウェアとなればRTL1090というフリーソフトがおすすめです。
単体でレーダースコープのような機能があり、Windows系のOSで動作します。簡易表示で飛行機が飛んでいる状況がオフラインでそこそこ分かるのでSDRラジオでADS-Bを受信する場合、動作確認用に何かと便利です。
今回、山の公園にWindows10 PCとNESDR Smartを持参して簡易ロッドアンテナでADS-Bを受信してみました。
ADS-Bのアンテナは長ければいいわけではない
ADS-Bのアンテナですが長いロッドアンテナは逆に感度を低下させます。
長ければ感度が上がるということはなく、逆にインピーダンスが悪化して、感度低下を招き、受信できる飛行機の数が減少してしまいます。
ADS-Bの受信に関しては1090MHz帯のSHF帯の信号を受信するためにロッドアンテナを使用した場合、65㎜に合わせると波長がマッチしてインピーダンスが最適化されます。(1/4λの法則)
ロッドアンテナを65㎜程度に短くすることで逆に感度が上昇し、受信できる飛行機の数が増加します。
市販のラジオでもそうですが、アンテナが長いから受信感度が上昇するという法則はありません。
アンテナには共振周波数という感度が最適化されるポイントがあり、共振周波数が決まっています。長すぎても短すぎても感度低下が発生してしまいます。
今回、NESDR Smartですが簡易ロッドアンテナを短くし、なるべく65㎜のアンテナ共振周波数に近くなるようにしました。
あくまで動作試験用の受信実験というのもあるのと、途中でSMAコネクターをBNCコネクターに変換して使うことで損失も発生してしまいます。
本格的な受信ではありませんが、簡易受信としてはそこそこの成果を出したいので事前に下調べしてアンテナを最適化してADS-Bの受信を実践してみました。
次回はNESDR Smartを使用し、簡易ロッドアンテナでADS–Bの信号を受信できたか?の記事を書きたいと思います。




