NooelecのNESDR Smartのレビュー

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 どうも、こんにちは。T・K生です。
 今回、新しいSDRラジオを購入したのでレビューしてみたいと思います。

 新しくNooelecのSDRラジオドングルを購入

 前に購入して使っていたRTL-SDR V3の1台が経年劣化で感度低下も目立ってきたので今回、別のSDRラジオを購入しました。

 NooelecというメーカーのSDRラジオなのですが、RTL-SDR V3と同じ条件で動作します。

 NooelecのNESDR Smartのメリット

 今回、NooelecのSDRラジオを購入した理由ですが初めから本体に放熱用のヒートシンクと放熱シートが組み込まれていて長時間動作時の放熱対策もあらかじめしてあり、使いやすいと考えたためです。

 SDRラジオですが長時間、動作させると発熱の問題が発生し、感度低下のトラブルに苦しめられます。

 自分も昔からRTL-SDR V3の発熱問題に苦しみ、ヒートシンクの接続やケース加工の問題で試行錯誤しました。

 SDRラジオの放熱関連で色々、苦労したのですが、NooelecのSDRラジオは初めから放熱対策がしてあり、そのまま活用もしやすいということで使いやすいのではないか?と思いました。

 水晶発振器にもTCXOを採用し、周波数の変動やズレ問題にも強く、スペック的にも納得のいく水準にもなっています。

 加えてNooelecのSDRラジオですが大きさがRTL-SDR V3よりも小型というメリットもあります。

 単にFMラジオを軽く受信するとかの目的ならばNooelecのSDRラジオはそのままケーブルを延長するだけで使用できて、ヒートシンクの加工が入りません。

 気軽にFMラジオ放送を長時間、受信したいならばヒートシンクの加工がいらないNooelecのSDRラジオがRTL-SDR V3より向いていることも多いです。

 NooelecのNESDR Smartのデメリット

 NooelecのSDRラジオのデメリットですが、実際、受信してみるとRTL-SDR V3より若干、感度が悪くなっています。

 FM放送やアマチュア無線の144MHzの通信などを受信した際は余り受信感度の低下は感じませんが、気象衛星NOAAの137 MHzの信号や162MHz帯のAIS船舶信号の位置情報の受信やACARSなどのエアーバンドの航空無線の位置情報の受信ではどうしても感度の悪さが出てしまい、受信結果がRTL-SDR V3に負けてしまいました。

 NooelecのSDRラジオドングルですがどうもコスト削減のためにRTL-SDR V3より回路が簡略化されているようです。

 放熱対策のヒートシンクやサーマルパッドを内部に組み込んだために費用がかかってしまい、その分、RF関係の回路がRTL-SDR V3より簡略化されていると考えたほうがよさそうです。

 Nooelec側もNESDR Smartの事情を考慮しているようで、感度不足対策のために別売りのLNAプリアンプなどを用意して、自社製品を購入して補って欲しいと考えているようです。(商売上手?)

 NOAA気象衛星などの高度な受信の場合、専門の別売りのLNAプリアンプなども購入しないとダメなようで追加費用がかかります。

 加えてNooelecのSDRラジオですが、ダイレクトサンプリングモードが基本的に受信できません。

 別個のHam it upという短波帯受信用のコンバーターを別に購入することでAMラジオや短波放送が受信できますが、別に費用がかかるので中波・短波帯を受信したい場合、コスト面でもRTL-SDR V3には負けてしまいます。

 結論:NooelecのNESDRラジオはFMラジオをモバイル受信する際には使える

 今回、NooelecのSDRラジオを購入して受信実験をしたのですが、RTL-SDR V3に比べると残念ながら感度が低下していましてやや不満が残る結果になりました。

 特にACARSやNOAA気象衛星やAIS船舶無線信号の受信に関してはRTL-SDR V3の方が感度が良く、NooelecのSDRラジオは使い物になりませんでした。

 加えてRTL-SDR V3で活用できたダイレクトサンプリングモードがNooelecのSDRラジオでは購入時に活用できないのも不満でした。

 購入後、感度がRTL-SDR V3より悪いことが判明してからはプチ後悔気味な気持ちになりました。SDRラジオでよくある「ハズレ」を引いたような気持になって損した気持ちになったのもちょっとあります。

 とはいうもののNESDRが初めから放熱用のヒートシンクや放熱シートが本体に加工済みなことは大いに評価できます。

 RTL-SDR V3よりも小型で小さくまとまっているのでスマホに接続して野外でモバイルでFMラジオ受信とか飛行場の近くでエアーバンド受信などにはちょっと使えるのでモバイル用に使いこなすならば結構、重宝しそうなのでモバイル専門の受信装置としては決して悪くない出来だと思います。

 実際、感度が悪いというのも普通にFM放送や120MHz帯のエアーバンドを受信する際はそれほど困るわけではありませんし、TCXOのOSCの安定度も高く、1000円程度の廉価なTVチューナーのSDRドングルよりははるかに高性能で満足できる製品でした。

 1000円程度の激安TVチューナードングルは最大感度が20dB程度ですが、NooelecのSDRは49.6dBもしっかり感度を調整出来ます。

 普通に使うのであればそんなに困るような感度低下のトラブルがあって困ってしまうわけでもありません。

 今後はRTL-SDR V3は基地局固定用に使用し、NooelecのSDRはモバイル用にスマホで受信用として活用した方がいいとのではないか?ということでもう少し付き合ってみようと思います。

 今回、紹介したNESDR Smartに関して(外部リンク)

 

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