


どうも、こんにちは。T・K生です。
今回からGqrxを活用したAMラジオ放送の受信の応用編に関して解説を始めます。
RFコンバーター(RFミキサー)を接続してGqrxを動かしてAM放送を受信
今回はGqrxでAM放送を受信するためにRFコンバーター(RFミキサー)を活用して接続することを解説します。
RTL-SDR V3などのSDRドングルの先端に125MHzの局発を持つRFコンバーターを接続して動かします。
125MHzのRFアップコンバーターを接続することによってGqrxを用いたSDRラジオをスーパーヘデロダイン化することができます。
SDRラジオをヘデロダイン化することでダイレクトサンプリング式で苦しめられたニセの信号を関係のない周波数で受信してしまうイメージ受信やAM中波放送を短波帯で本来、存在しない周波数で受信してしまう通り抜け受信を克服できます。
スーパーヘデロダイン方式は高感度ラジオの基礎になっている有名な電子回路ブロックなのですが、安価なSDRラジオの場合、一般的にコストを下げるために低い周波数はダイレクトコンバージョン方式の応用で回路を動かし、高い周波数(VHF帯以上)では超再生方式で電波を受信して、通常はRFコンバーターのような回路は入っていません。
価格が安いRTL-SDR V3のようなSDRドングルラジオを購入した場合、125MHzのRFアップコンバーターを後付けすることでスーパーヘデロダイン方式に対応できるので今回の記事は後で追加購入したRFコンバーターを接続してほぼ高級機タイプのSDRと同じような動作を再現する実践になります。
RFコンバーターを接続して動かすとSDRラジオの調整箇所とコストが増える
イメージ信号対策と混信対策のためにRFコンバーターを接続するとメリットは大きく、ダイレクトサンプリングの簡易受信よりAM放送が受信しやすくなります。
反面、GqrxなどのSDRラジオソフトの動作が増えるのと、肝心のRFコンバーターの入手が日本国内では難しいので、海外からSMAケーブルと一緒に調達するのが結構、大変だったりします。
まずはダイレクトサンプリング方式でAM放送を受信して、スキルが向上してからRFコンバーター方式の受信に挑戦してみてください。
下記のリンクにRFコンバーターの入手先とSMAケーブルの入手先を記しておきますので参考にしてください。
特にSMAケーブルですが何度もつけたり、外したりすると壊れやすいので最低2つ以上は必要になります。
SMAコネクターですが1インチは2.54㎜に相当します。
4インチ(約10㎝程度)の製品を2つ、8インチ(約20㎝程度)の作品を2つほど購入してまとめ買いして予備部品をキープした方が長い目でみれば得をします。
加えてRFコンバーター側のSMAコネクターとアンテナを接続するための変換コネクターも用意する必要もありますので、高周波コネクターに関するある程度の接続の知識が求められます。
高周波コネクターはM型やBNC型などがありますので接続するアンテナに合わせて選んでください。
以上の機材を入手出来たらRFコンバーターを接続して、GqrxでAM放送をスーパーヘデロダイン方式で受信できます。




