


どうも、こんにちは。T・K生です。
今回はいよいよラズパイ4でFMラジオを鳴らす講座の最終回になります。
ある程度、Gqrxの操作を覚え、OSのインストールやセットアップを覚えましたら、今度はSSDにOSのUbuntu MATEの64Bit版を焼いて Gqrxを動かしてみましょう。
USB3.0で動くポータブルSSDをラズパイ4に活用する。
ラズパイ4には2つのUSB3.0の端子があります。USB3.0の青色の端子を活用して、SSDを接続して動かすことが可能です。
俗にいうポータブルSSDという製品を活用することで市販のSSDノートパソコンに近い設定でラズパイ4を起動できます。
今回ですが、エレコム ESD-EMN0128GSVという128GBのポータブルSSDを購入してセットアップしてみました。
ポータブルSSDですがUSB3.0のUSBメモリやSDカードより高速で起動可能です。
読み込み400MB/書き込み250MBのスペックはマイクロSDカードの10倍のスペック。ちなみにUSB3.0のUSBメモリは読み込みで100MB程度なのでやはりポータブルSSDより遅い。
USB3.0のUSBメモリからもラズパイ4のOSブートはできるが、USBメモリにはばらつきがあり、残念ながらポータブルSSDより性能が悪く、逆にマイクロSDカードより重くなるような製品もある。
実際にポータブルSSDを活用してラズパイ4にOSをインストールした例。USB3.0の青色の端子に刺すことで動かすことができる。
直接、ポータブルSSDにOSをFlashして動かすことが可能なラズパイ4
ラズベリーパイ4ですが、直接、USB3.0のポータブルSSDに直接、OSをFlashすることが可能です。
まず初めにポータブルSSDをWindows10などのPCに接続して、本体をフォーマットします。フォーマットしないとFlashできないのでこの操作は必ず実行してください。
続いて、Ubuntu MATEのラズベリーパイの64Bit版をダウンロードします。Ubuntu MATEの64Bit版の20.10の方が自分のノートPCでは動きました。
Ubuntu MATEの64Bit版のダウンロードに成功したらいつものOSのFlashを行います。
OSのFlashがSDカードの時と同じように成功したら、ラズベリーパイ4の本体からマイクロUSBのSDカードを外し、USB3.0の端子にポータブルSSDを接続し、直接、SSDからUSBブートでOSのセットアップを行います。
Ubuntu MATEのOSのセットアップに成功したら、Gqrxをインストールして、再びSDRラジオを動かします。
ポータブルSSDからGqrxを動かすとはるかにマイクロSDカードからGqrxを立ち上げるより、高速でアプリケーションがたちあがり、もっさりした動作がなくなりました。
試しにポータブルSSDでYOU TUBEやインターネットの静止画像を閲覧してみましたが、やはりSDカードにOSをセットアップした時より高速で全体的にパフォーマンスが向上しています。
マイクロSSDからOSを起動するとかなりもっさりした動作が消滅し、ラズパイ4も普通のノートPCでSSDから起動しているOSに近くなり、Gqrxなどのソフトウェアもより本格的に高い安定度で動かせそうです。
ポータブルSSDはマイクロSDカードより高速で動き、耐久度も高い
今回、直接、ポータブルSSDからUbuntuMATEの64Bit版を起動しましたが、はるかにSDカードよりも高速でGqrxが動き、全体的なパフォーマンスが向上しました。
ラズパイ4のSDカードにOSを焼いた場合、どうしても動作が重くなり、一部のソフトウェアのダウンロードに時間がかかったり、ソフトウェアが動く際に動作がもっさりしてパフォーマンスが悪い悩みに苦しめられましたが、ポータブルSSDを活用することで悩みから解放されました。
加えてマイクロSDカードですがどうしても長時間、使うとメモリスワップなどの動作や読み込みや書き込みの問題でSDカード本体の寿命が短くなり、破損するトラブルに悩まされやすいです。
本格的にラズパイ4を使いたい場合、SSDからOSを駆動して動かした方が長い目でみれば得をします。
基本的にマイクロSDカードで最初はOSと使うアプリケーションをセットアップし、ある程度、使い慣れしたらポータブルSSDに再びOSとアプリケーションをセットアップしいて、今まで使っていたマイクロSDカードはバックアップとして活用しても構いません。
もし、Windows10でクローニングソフトウェアをもっているのであれば、マイクロSDカードにセットアップしたデータを新しくポータブルSSDにクローニングして起動も可能です。
本格的にラズパイ4にソフトウェアをインストールして、長時間使いたい場合はポータブルSSDからの駆動を薦めます。




